世界的に話題になっている映画『オッペンハイマー』。
今のところ日本での公開は未定ですが、観てみたいです。
私が“オッペンハイマー”という名前を意識したのは数年前。
シドニーに住む友人が、現地で上演された英語能、その名も「オッペンハイマー」に地謡方として出演し、その時のビデオを紹介してくれたのがきっかけ。
謡のなかで繰り返される“オッペンハイマー”という名と共に、自らの業が広島にもたらした惨状に苦しみ彷徨う姿が心に刻まれました。
賞味90分の作品。
私は一時停止しては字幕を読んで見たので2倍以上時間がかかりましたが、改めて感動しました。
能を観る機会になったことも、ぜひシェアしたい体験です。
※ 英語能「オッペンハイマー」について
原爆開発 罪と悔悟の舞 英語能「オッペンハイマー」完成 広島上演を模索
後日談:
翌日、たまたま録画したテレビ番組の整理をしていて、今年4月にNHKで放映された番組「黒澤明が描いた『能の美』」を見ました。
黒澤明が能の大ファンで、多くの作品にその影響が見られることを初めて知りました。
ETV特集「黒澤明が描いた『能の美』」 数々の名作の源泉になった「能」 巨匠の創作の秘密に迫る 4月8日深夜放送 – 美術展ナビ (artexhibition.jp)