今さらですが、マリオ・バルガス・リョサのノーベル賞受賞、おめでとうございます。
ラテンアメリカ文学が再び注目されると嬉しいです。
mixi経由で知った、リョサ氏の記者会見の言葉から以下の言葉を特に書き留めておきます。
今学期、米プリンストン大学(Princeton University)で自身の文学哲学について講義しているリョサ氏は、読書の価値についても力強く語った。
「新しい世代にも読書は推奨されるべきだ。とくに若者は、文学は単に知識や特定の概念、アイデアを得るためだけのものではなく、とてつもない喜びを与えてくれる存在だということも知っていなければならない」
「優れた文学は、将来自由に生きるための礎(いしずえ)となる。権力に簡単に躍らされない市民を作り出すからだ。良い文学ほど社会における批判的精神を目覚めさせるものはない。だからこそ、独裁者は検閲をするのだ」
故アレア監督も映画を通して、批判的精神を育てようとしました。
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ドミニカ共和国の独裁者トルヒージョを描いた映画(著作)「ヤギの祝宴」
(2006年ラテンビート映画祭上映)
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この作品(というか、本の解説)を通して、独裁=マチスモの関係性とそれがいかに国民の精神的自立(発達)を阻害するか悟りました。